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■愛車紹介  DURA-ACE FR-7800C 決戦仕様



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サンプル画像
ロードレーサー
フロントフォーク
ホイール
ハンドル
ステム
リアディレイラー
フロントディレイラー
ブレーキ
クランク
サドル
シートピラー
ビンディングペダル
サイクルメーター
ヘルメット
ライト

シマノDURA-ACEのフルカーボンフレーム「FR-7800C」(!?)

 決戦用に軽量マシンを作製。当初は「超軽量ロードレーサー」をコンセプトに5kg台後半のマシンを組むつもりだったが、ブレーキ性能や耐久性など安全を考慮して「実用的な軽量ロードレーサー」にすることにした。


■パーツ
 フレームは日本人の体型に最適設計されたブリヂストンアンカー・08 RFX8。フレーム重量1,000gと軽量に仕上がっているにも関わらずリーズナブルな価格が嬉しい。細部の仕上げがとてもキレイでエレガントな点もチョイスした大きな理由だ。剛性が不足気味との意見もあるみたいだが、ヒルクライムレースを主に想定しているので、大きな問題にはならないと思う。
 しかし自分はホントに何故か国外メーカーには興味が向かない性格だ。コルナゴ、LOOK、TIME、PINARELLO等々の名車にも全然食指が動かない。低価格車で高級車をブチ抜くのは快感だしね。逆に、高級車に乗ってて低価格車に抜かれるのは恥辱の限り。(^^;


また真っ黒いフレームを買いました。(笑

 メインパーツにはシマノのフラッグシップコンポ「78系DURA-ACE」をチョイス。


【拡】比較的軽量パーツをセレクト。


品  名 仕  様 カタログ
重量
実測重量
(軽量化)
費用
フレーム ブリヂストンRFX8 450mm 1,000 1,003 136,000
ヘッドパーツ TANGE IS22-8 ダイレクトインタイプ 66 66
フロントフォーク カーボンフォーク 414 414
(400)
ステム PRO PLT(80mm) 125 119
(109)
5,450
ハンドルバー TNI ERGONOMIC-SHALLOW-ウルトラライト(400mm) 240 235
(223)
7,200
プレッシャープラグ PRO ギャップキャップ エキスパンダー・カーボン PR320572 30 30 2,299
グリップ OGK CBT-2 コットンバ−テ−プ 60 980
リヤディレーラー シマノ DURA-ACE RD-7800SS 180 182 8,946
フロントディレイラー シマノ DURA-ACE FD-7800Bφ31.8 バンド式 79 81 5,200
STIレバー シマノ DURA-ACE ST-7801 420 423 26,700
ブレーキ シマノ DURA-ACE BR-7800 314 313 17,661
クランク シマノ DURA-ACE FC-7701 167.5 469 464 18,500
チェーンリング スギノ NT-130(アウター50T) 70 3,150
スギノ NT-130(インナー38T) 40 2,320
ボトムブラケット シマノ DURA-ACE BB-7801 68W 173 174 4,200
チェーン シマノ DURA-ACE CN-7801 280 273 2,488
サドル スペシャライズド TOUPE TEAM 159 159 15,680
シートポスト DEDA BLACK STICK MAG φ27.2×300L 152 158 13,200
シートクランプ PRO 9000 φ31.8 23 23 850
ペダル Xpedo RF-S1A 164 161 20,811
4,435 4,435 320,582
●決戦用ホイール
ホイール シマノ WH-7850-C24-TU F:570
R:740
F:
R:
120,582
クイックシャフト CONTROLTECH RACE SCREWERS 49 49 5,850
タイヤ S3-LITE 195g (×2) 390 390 9,770
スプロケット シマノ DURA-ACE CS-7800 12-21T 10s 183 186 9,500
1,799 1,835 137,052
●練習用ホイール
ホイール シマノ WH-R600 F:744
R:912
F:778
R:959
31,000
クイックシャフト ウエムラ VICTORY 85 85 2,625
タイヤ Panaracer Stradius Elite Lite 700×23C(×2) 460 460 3,506
タイヤチューブ MICHELIN A1 Airstop 700×18-23C 36mm(×2) 168 168 840
リムテープ Panaracer Poly Lite リムテープ 36 41 367
スプロケット シマノ ULTEGRA CS-6600(12-23T) 235 235 4,588
2,592 2,438 34,107
●オプション
サイクルメーター キャットアイ CC-CD300DW 28 27 6,000
フレームポンプ TOPEAK マイクロ ロケット マスターブラスター カーボン 55 55 4,200
ボトルケージ OGK カーボンケージ 25 18 2,380
ライト(フロント) キャットアイ HL-EL120 90 93 1,350
ライト(リア) キャットアイ TL-LD250R 42 40 1,160
リフレクター キャットアイ RR-160-BS5R 22 298
ベル チビマルベル 20 398
サドルバック ハクバ写真産業 PixGEAR 156 156
(72)
980
6036,754 28
※1…メーカー未公表のパーツは実測値。

■パーツ重量について
 メーカー公表の数値は平均値だとわかってはいるが、軽量を売り物にしているパーツがカタログ値より大きくかけ離れているのは詐欺的といってもいいと思う。デダのハンドルバー「Supernatural 31」はカタログ値209gが実測241gで32gの重量増。実に15%もの誤差で、両端を80mm切り落とさないと209gにはならない計算だ。シマノのホイール「WH-R600」は前後1,656gが実測1,737gでFディレイラー1個分に相当する81gも重い。カタログ値より軽いなら嬉しいが、こうも大幅に重いと心底ガッカリする。

■DIMENSION
 
H a b F B A T C D W L
420 71°00' 75°15' 50 405 489 505 65 576 972 100
450 72°00' 74°45' 50 405 506 520 65 580 976 110
480 72°30' 74°15' 48 408 522 535 68 585 983 120
510 73°00' 73°45' 45 408 537 550 68 588 986 140

 フレームカラー

■シマノの自転車!?
 無個性なメーカーの既製カラーでは満足できない性分なので、今回もオリジナルカラーリング前提でフレームカラーをチョイス。嬉しいことにアンカーはロゴ無しを選べる上、カーボン柄を最大限に生かせる『カーボンブラック』というカラーを用意しているので今回の計画に最適。で、どのようにペイントするか悩む。モトGPの『コニカミノルタカラー』がカッコよかったのでパソコンでシュミレーションしてみた。コニカミノルタはロードの自転車チームも持っていて、ツールのオフィシャルフォトサプライヤーとして協賛したこともあって自転車との縁もかなりある。


【拡】こういうサッパリしたカラーリングが好き


【拡】『コニカミノルタカラー』をシュミレーション


 どうもイマイチなので『コニカミノルタカラー』は断念。それに個人的にコニカミノルタファンってワケでもないし…。

 ただ、カラーのパターンは気に入ったので、青を赤に置き換えてアイディアを練る。白と黒はどんな色とも合うので外せない。やはりブランド力のあるメーカーを模したものがインパクトあるし、Macでおなじみの『Apple』や『マクドナルド』カラーも面白いかも、とか…。色々考えたが、やはり自転車関係が無難との方向になり、ふとシマノのHPに『シマノは自転車部品メーカーですので、「シマノの自転車」はありません.。』との注意書きが目に留まる。うん、「シマノの自転車」なら面白い。無いというなら作ってやれ!(笑
 というワケで、シマノならやはり最上級ブランドのDURA-ACEしかない! 早速パソコンでシュミレートしてみた。


【拡】シマノの自転車!(笑


 なんか、どこかで見たようなカラーリングだが、落ち着いたデザインでカッコイイ。 よし、FR-7800Cという型番を与えよう。(笑 リアリティを出すためにカーボン素材供給元として国内メーカーの東レのロゴをマーキング。実際、東レは高品質なカーボン素材を供給しているし、本物っぽい。ただ、画像に使ったDURA-ACEのカーボンリム・WH-R7801 Carbon50は購入予定ないんだけど…。

■塗装作業
 デザインが決まったから「赤」と「白」、それと「クリア」のスプレーを購入する。スプレーの塗料も使用期限があるので、必要になってから必要な分だけ買うのが正しい。今回は赤とクリアに強い塗膜性能のウレタン系を使用。


赤とクリアには強い塗装膜が期待できるウレタン系。


 今回はカーボン柄を最大限に生かしたいので、ロゴを抜き文字してカーボン柄のマーキングとする。デカールよりもより本物っぼい感じになる。もったいないが、塗料の食いつきを良くするために表面をヤスリ掛け。


【拡】カッティングマシーンでロゴのマスキングを作る。


マスキングをしてフレーム前部とフォークを塗る。


ステムもレッドに。

 マスキングを剥がす時は細心の注意が必要だ。何も考えずにただマスキングを剥がすと境目がパリパリ剥がれて大失敗になってしまう。マスキング上の塗料をキレイに剥がし、フレームの塗装面とマスキングの段差をなくす。マスキングの周りの塗料を一時的に柔らかくしてやらなくてはならない。


マスキングを剥がす。注意しないと境目がパリパリ禿げる。

 ただ、どんなに丁寧にやっても所々で0.2mmほど剥がれてしまう。これはもうどうしようもないので目をつぶる。
 

 マーキング

 「DURA-ACE」や「SHIMANO」、「TORAY」等のロゴをトレースしてデカールを作成。


Illustratorと熱転写プリンタで作成。

 マークが出来たらプリントアウトしフレームやパーツに貼り付ける。どんどんフレームのデザインが引き締まっていく。プラモデルにデカールを貼っていく感じ。(笑

ステムにはDedaのマーキング。


 デカール貼りは大きいサイズだとシワや歪み、ズレ、空気が入らないようにしたり結構大変。

【拡】 本物のDURA-ACEのフレームみたい。


 ステッカー

 フレームのマーキングだけだとリアリティがいま一歩なのでラベルのステッカーも自作する。ここではカッティングシートを利用するが、本物っぽさと高級感を出すために金ピカの金と銀のミラーシートを新たに購入。これだけで5,000円以上の出費。
 ラベルはシマノのフレームを想定した「FR-7800C」とカーボン素材の「TORAY」を作成。表面保護のためにラミネート加工を施す必要がある。切り抜きはカッティングマシーンでやろうと思っていたが、ミラーシートのため読み取りセンサーが機能せず、微妙な位置合わせがナカナカできないので手作業で行った。


高級感のあるミラーシートが本物っぽい。

 組み立て

 ロードパーツをロードに組み込むだけなので特に問題もなく作業完了。

■メインパーツ
 パーツは78系DURA-ACEをメインにセッティング。フレームを本物っぽく見せるにはデュラは外せない。(笑


【拡】どんどん組み上がっていきます。

 ディレイラーは前後とも78系DURA-ACE。プロの過酷な使用状況にも耐えられる信頼性と耐久性は実証済み。軽量なのも良い。


【拡】非常に快適な変速性能を示した105。

■シフター兼用ブレーキレバー
 ここも78系DURA-ACE。ST-6600やST-5600よりやや軽量に作られていてデザインも少し良い。ヨシガイのGRAN COMPE " ZERO ISL" にもちょっと興味ある。


シマノ製品は品質が良く信頼性が高い。

■チェーンホイール
 78系のホローテックIIのデザインはやっぱり気に入らないので、クランク回りだけは77系DURA-ACEをセット。チェーンリングは自分の実力に合わせスギノの50-38Tに換装した。クランク長はやや短めの167.5mm。


【拡】デュラエースにスギノの50-38Tをセット。

■ハンドルバー
 TNIのERGONOMIC-SHALLOW-ウルトラライト(400mm)をチョイス。アルミ素材ながら重量235gとやや軽量。バーの両端を12mm切り飛ばし−5g、肉抜き加工をして−7g、計12gの軽量化を図り223gにした。
 ネオアナトミックバーの方が軽量だが、ここは重量よりもポジションの方が重要なのでイマイチしっくりしなかったネオアナトミックバーをキャンセル。

【拡】デュラエースにスギノの50-38Tをセット。

■ステム
 PROのPLT(80mm)。ナカナカスタイルが良く気に入った。超軽量とは言えないが、実測119gと重くはない。ボルトをチタン製に変更して実測109gにする。フレームカラーに合わせてレッドに塗装。デカールチューンでDeda製品ぽくしようとも思ったが、赤色のPLTだと特注品ぽくなりフレームがより本物のシマノ製らしく見えるのでそのままとした。


デザインも良い。

■ホイール
 ホイールの重量は直接走りに影響するパーツなので、今回はホイールを最重要ポイントして選択。特にホイールの外周は重いと加速が鈍くなるのでカーボン以外選択の余地はない。また、スポーク数の少なさも空気抵抗を減らす重要な要素として無視できない。以上の点からカーボンリムを採用したシマノのWH-R7801Carbonをチョイスした。前後重量わずか1,310g。


抜群の軽さを誇る完組ホイール『シマノ WH-R7801 Carbon』。決戦ホイールとして使用。


 12万円のWH-R7801Carbonを公道練習で使えるほど裕福ではないので(^_^; 別途練習用ホイールとしてWH-R600も購入。練習用とはいってもこの決戦マシンにはそれなりのものはハメたいので、アルテグラグレードのものをチョイス。重量は実測で前後1,737gもあり、あまり軽くはない。見た目もすごく地味。

超地味なグラフィックデザイン。『シマノ WH-R600』。


■ブレーキ
 78系DURA-ACEをセッティング。当初は超軽量の『ZERO GRAVITY Titanium』にするつもりで購入までしたが、安全に関わるストッピング性能は落としたくないのでおとなしく高剛性で信頼性の高いDURA-ACEにする。


制動力重視でBR-7800。


■シートピラー
 シートピラーはやぐらにマグネシウムを採用したデダのカーボンピラー『DEDA BLACK STICK MAG』をセレクト。実測157gとかなり軽量。


カーボンなので振動吸収を少し期待できる。

■サドル
 XCS9Fにも採用したスペシャライズドのTOUPEをチョイス。ホントはもう少しクッション性の良いサドルにしたかったのだが、黒/赤のカラーが気に入ったのでこれにした。ロングライドの時は一時的に変更もありかも。


黒赤カラーがカッコイイ。


■ペダル
 ペダルにはSPDペダル・Xpedo RF-S1Aをチョイス。ボディとシャフトにチタンを採用し、実測わずか161gと超軽量に仕上がっている。


実物は想像以上にコンパクト。


■タイヤ
 決戦ホイールには超軽量チューブラーで有名なTUFOの『S3LITE 195g』をセット。練習用ホイールにはパナレーサーの『Panaracer Stradius Elite Lite』を選択。


【拡】チューブ込みでWOよりも軽い。軽すぎてちょっと強度的に不安。

■その他
 サドルは絶対赤い色のものをセットしたかったのであちこち探してなんとか入手した。安物ではないのでバイク全体のグレード感をアップ。ハンドルバーはエアロ効果も期待して幅の狭い380mmの製品をチョイスした。思ったほど窮屈感はなくいい感じ。このバイクはトレーニング専用マシンなのでペダルは歩きやすいSPDを採用。

 ステムの上にコラムが出っ張っているととても格好悪いので、コラムをカットする。


【拡】コラムのカットで33gの軽量。スターナットもろとも真っ二つ!


 完成!

 シマノの自転車完成です。(笑 パーツにDURA-ACEがふんだんに組み込まれているのでプロショップの店員も欺ける本物っぽさじゃないでしょうか。「えっ、シマノってフレームも作り始めたの!?」

黒と赤と白でまとめてアグレッシブな印象の練習用バイク。


□インプレッション
 外観のカラーリングに目が行きがちですが、一番の注目点は軽さ。この軽さは未体験のもので本当に嬉しいですね。軽さは正義。

 実はフレームやパーツを購入してから1年近く放置していたのでほとんどが型遅れになってしまった…。(鬱 フレームのインチキ型番もFR-7900Cにしようと思っていたのだが、79系でロゴが変更されてしまったので7800Cに変更するハメに。

□総 評
 

メーカーWebサイト


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