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■インプレッション
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2006.12.11 |
パールイズミ プレミアムウィンドブレークジャージ 6558-BL |
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パールイズミのプレミアムウィンドブレークジャージ 6558-BL。
パールイズミのフラッグシップモデルのような位置づけの製品。価格がウィンドブレークジャージ 6500の倍近いだけあって作りは上等。明らかに6500より質・保温・着心地が上である。まず、首回りの折り返しまで柔らかい生地を配してあるので温かく、冷気の進入も遮断するので6500よりも寒さに強い。生地は6500で採用されていた「SINGTEXR」ではなく、より柔軟性がある「スピードセンサー ウォーム」を採用しているので動きやすく、袖下、脇部分にムレ感を解消する保温素材「サーモドレス」<吸汗速乾機能付き>を採用しているので快適である。
防風、保温機能を持つ「スピードセンサー ウォーム」だが、冷気が進入して寒いということはなく、防風、保温機能は実用的なものだと思う。また、これには空気抵抗軽減効果もあるそうで、パールイズミによると42km/hくらいからその効果が如実に現れるらしい。しかし、42km/hなんて速度はプロレベルでもない限り現実的とは言い難い。同社は「トラック競技で最も重要なスピード域」といっているが、ロード競技ではほとんど効果がない事実をごまかしているように感じる。これを着てトラック競技をする人間がどれほどいると想定しているのか。同社Webサイトでアドバイス記事を書いている鈴木真理選手もロード選手だし。ただ、猛烈な向かい風のときはその空気抵抗軽減効果が少しは役に立つのかもしれないが…、実感を得ることはまず無理だと思う。
6500のデザインはシンプルで悪くはないのだが、サイクリングロードを走ると同じものを着ている人がやたら多いので、その点でちょっと…と思っていた。この6558は発売されて間もなく、タマ数が少ないので未だに着ている人を見たことがないのはいい。プレミアム。(笑 デザインもナカナカアグレッシブ感があり良いと思う。
かなりピッチリした着心地なので、肥満体型の方は着られないと考えるのがいいかもしれない。標準体型の自分でさえ、特に腕に遊びがない感じだ。
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ちなみに、同社Webサイトに左の温度アイコンの表示があるが、この「3℃」との意味は、このウエアを着ると3℃温かくなるということではなく、『気温が3℃くらいのときに最適』ということらしい。つまり、このアイコンの温度表示が低ければ低いほど保温効果の高い、温かいウエアということになるようだ。サイトにはそのような補足説明が見あたらないのでわかりにくい。 |
■スペック
サイズ…M,L,XL,3L
カラー…2色
素材…身頃、袖上:ポリエステル80%ポリウレタン20% 脇、袖下:ポリエステル100%
定価…25,200円(税込)
実売…19,650円(税込)ワールドサイクル
メーカーHP
【評価……★★★★☆】
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6500より上等。デザインも良い。
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