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■インプレッション

2005.6.11
シマノ『ULTEGRA ST-6600』
 シマノのULTEGRA ST-6600。
 ブレーキレバーとシフトレバーが一体になったロード用STIレバー。実は私にとって初めてのSTIレバーになる。シフト操作がブレーキに干渉しないかなど少し不安があったが、その点についてはさすがシマノといった具合で問題はなく、従来のダウンチューブのシフトレバーに比べシフトする時の動作が小さくなり素早く操作できるようになった。リアディレイラーはキビキビと的確なシフト操作ができる。カンパニョーロのエルゴレバーと違い、ハンドルバーの下を持ったポジションでも変速できるシステムであるの点も評価できよう。しかしフロントディレイラーの方はイマイチ。というのもインナーからアウターへの変速の場合、ストローク量が大きくて目一杯レバーを移動させないと変速しないのだ。結構チカラもいるので手の小さい人などは気合を入れて操作しないと上手く変速しない。またブラケットが太いのでやはり手の小さい人などはちょっと手が疲れやすくなるかもしれない。もう少しコンパクトになると嬉しいところだ。

 旧モデルと比べ先端部分が延長された形状に変わり、延長したことによって力が入れやすくなって先端部分を握ってのダンシングも安心してできるようになった。もちろん直線コースにおける高速巡航走行に適した前傾姿勢にも向いているだろう。

 Fディレイラーの操作以外は性能的、品質的、形状的に高い次元でクリアしているのだが、価格がアルテグラグレードで定価31,815円というのは率直にいって高いという印象を持ってしまう。やはりコストパフォーマンスは悪いので、★3つ。

【追記】
 Fディレイラーの変速操作だが、動作を1回ではなく2段階にすることで比較的スムーズに行えるコツを掴んだ。レバーを軽く右に動かし、戻してまた右へという感じ。

スペック
  • 本体重量…492g
  • 定価…31,815円(税込)
  • 実売…26,813円(税込)〜 楽天自転車市場

    【評価……★★★☆☆


    品質はさすがシマノという感じだが、やっぱりブラケット太いよ…

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