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■インプレッション

2006.1.1
シマノ『DURA-ACE BR-7700』
 シマノのブレーキキャリパーDURA-ACE BR-7700。
 シマノの最上位コンポ・デュラエースのブレーキキャリパーなだけあって、仕上げはウットリするくらい美しい。造形も美しく、こういうのを機能美というのだろう。剛性感もさすがといえるレベルで、たわむこともなくしっかりリムをキャッチしている感じがブレーキレバーから伝わってくる。デュアルピボッド構造のブレーキキャリパーを使うのは実は今回が初めてなのだが、カンパも猿真似しただけのことはあり片効きを完璧に解消している事実にはちょっとした感動を覚えた。また、リアブレーキはケーブルの取り回しがフロントに比べ複雑なため、抵抗が大きくなりブレーキレバーの引きが重くなるところなのだが、本製品はそれほど重くなるということがなく、クイックで軽快なプレーキングができるのも大したものである。

 肝心のストッピングパワーだが、全然止まりませんね。(汗 ブレーキシューとリムがまだ馴染んでいないだけなのかもしれないが、現状はとても満足できる制動力ではない。しばらく走れば当たりが出て効くようになるのかもしれないので、効きがよくなったらそのことを追記したいと思う。

 新型の78系DURA-ACEはさらに25%の剛性アップが図られているそうだが、個人的にはこの77系のデザインの方が好みですな。もっとも、次回ロードレーサーを組むときは78系をチョイスすることになるだろう。

【追記】3,500kmほど走ってやっと当たりが出てきたようで、効きも多少良くなり、8,000kmくらいでよく効くようになった。ぶつかるーっ!と思った場面で、数十cm手前で停車できたことが何度かあった。

スペック
  • 本体重量…317g
  • 定価…21,315円(税込)

    【評価……★★★☆☆


    最初は全然止まらなかったが、当たりがでてきてからはよく止まるようになった。

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