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■インプレッション

2005.6.5
キャットアイ『CC-MT300』
 キャットアイサイクルコンピューターのエントリーモデル『CC-MT300』。
 5台目となるサイクルコンピューター。前モデル同様コンパクトなボディと操作のしやすい大きなボタン、また液晶画面は2段表示で見やすく使いやすい。機能の方も同様で現在時速、タイム、走行距離、積算走行距離、平均速度、最高速度、時計と標準的なものはカバーしている。

 前モデル「CC-MT200」との大きな違いはまずボタンの配置。前モデルでは液晶画面と同じ面に大きなボタンが並んでいたが、CC-MT300ではボディの下の面に移動し左右のボタンの大きさが変わった。スタート/ストップボタンを小さくし、モード切替ボタンが大きくなり走行中のモード切替がしやすくなり、また前モデルと同様にデータ消去も左右のボタンの同時押しは変わらないが、「瞬時に消える」かたちから「1秒ほど押し続けないと消えない」操作に変更された。
 大きな変更点としては、モード切替が階層化され、タイム(時計)→平均速度(最高速度)→走行距離(積算走行距離)と基本的に3モードのみとなり、レース中に必要でない情報(かっこ内のデータ)を深層化することによって欲しいデータを素早く表示できるようになった。これは実に良い措置だ。だが、後継のMT-400では廃止されてしまったのは非常に残念。

 モードの階層化は特筆すべきポイントだったが、とても残念なことにSTART/STOPボタンのクリック感のなさは致命的だ。押したつもりが押されていなかったということが度々起こり、正確なデータ収集に支障を来したため後継モデルのMT-400に買い換えてしまった。

スペック
  • 寸法…46×39×17mm
  • 本体重量…26g
  • 電池寿命…約3年
  • 定価…4,410円(税込)
  • メーカーHP

    【評価……★★☆☆☆


    クリック感のなさが致命的だった

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