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【拡】ドロップハンドルSTI仕様MTBをさらに軽量化
品 名 |
ドロップハンドルSTI仕様 |
換装軽量化後 |
重量(増減) |
費用 |
フレーム |
ブリヂストン アンカー XCS9F 440mm |
← |
1,510 |
73,500 |
ヘッドパーツ |
FSA NO.11G |
← |
87 |
フロントフォーク |
テスタッチ ディスクリジッドフォーク |
MOSSO MTB アルミ+カーボン フォーク |
643(-303) |
11,500 |
ハンドルバー |
日東 NeatM.153 STI(400mm) |
TNI ERGONOMIC-SHALLOW-ウルトラライトOS(400mm) |
223(-72) |
7,200 |
ステム |
日東 UI-5GX SPECIAL(70mm) |
dixna SLセレクション-リッジラインステム(50mm) |
122(-45) |
4,280 |
アンカーキャップ |
ヒラメ マルチプレッシャー・プラグ |
← |
39 |
1,710 |
バーテープ |
コルクバーテープ |
OGK CBT-2 |
52 |
1,200 |
リヤディレーラー |
シマノ ULTEGRA RD-6600SS |
シマノ DURA-ACE RD-7800SS |
182(-26) |
8,946 |
Fディレイラー |
シマノ Deore FD-M510φ31.8 バンド式 |
← |
128 |
1,900 |
STIレバー |
シマノ ULTEGRA ST-6600 |
← |
490 |
21,857 |
ブレーキ |
AVID BALL BEARING ROAD(×2) |
← |
432 |
18,300 |
ブレーキローター |
シマノ SM-RT51 |
← |
320 |
|
補助ブレーキレバー |
テスタッチ エイドアーム(24mm) |
テスタッチ エイドアーム(31.8mm) |
94(+7) |
2,200 |
チェーンホイール |
シマノ DURA-ACE FC-7701 52-39T 170mm |
← |
594 |
14,000 |
ボトムブラケット |
シマノ DURA-ACE BB-7703 68W |
← |
219 |
4,200 |
スプロケット |
シマノ ULTEGRA CS-6600 12-25T 10s |
シマノ DURA-ACE CS-7800 12-23T 10s |
185(-50) |
9,400 |
チェーン |
シマノ ULTEGRA CN-6600 |
シマノ 105 CN-5600 |
259 |
1,827 |
Fハブ |
シマノ DEORE LX HB-M585 32H |
シマノ Deore XT WH-M775 |
1,699 (-418) |
35,763 |
Rハブ |
シマノ DEORE LX FH-M585 32H |
リム |
アンブロシオ バラックXC 32H |
スポーク |
DT 2.0 Black |
クイックレリーズ |
シマノ DEORE LX 前後 |
アルミ 前後 |
145(-4) |
700 |
タイヤ |
パナレーサー T-Servレーシング 1.25(×2) |
パナレーサー T-Serv 1.25(×2) |
520 |
5,770 |
タイヤチューブ |
* |
←1.0〜1.25 |
210 |
700 |
サドル |
セラ-サンマルコ 2004 ERA K Ti ホワイト |
スペシャライズド TOUPE 130 |
159(-82) |
10,300 |
シートポスト |
シマノ ULTEGRA SP-6600 φ27.2×270L |
← |
199(-12) |
3,700 |
シートピン |
BAZOOKA カーボン アーレンキータイプ |
← |
30 |
441 |
ペダル |
シマノ PD-M520S |
シマノ XTR PD-M970 |
327(-55) |
9,754 |
8,909(-1,003) |
252,244 |
サイクルメーター |
キャットアイ CC-MT300 |
キャットアイ CC-ED300 |
36 |
2,110 |
フレームポンプ |
blackburn Air Stik AS-1 |
TOPEAK ポケットロケットマスターブラスター「PPM046」[TPMB-1] |
114(-67) |
1,596 |
ボトルケージ |
ミノウラ AB100-4.5 |
プロファイルデザイン STRYCK KAGE |
36 |
504 |
ユニコ PET ケージ |
プロファイルデザイン STRYCK KAGE |
36 |
504 |
ライト(フロント) |
キャットアイ HL-EL120 |
← |
90 |
1,350 |
ライト(リア) |
キャットアイ TL-LD250R |
← |
50 |
1,160 |
リフレクター |
キャットアイ RR-160-BS3R |
← |
|
105 |
ベル |
ノーブランド |
シマノ PRO ベルクイックレリ−ズ |
21(±0) |
700 |
サドルバッグ |
ハクバ写真産業 PixGEAR |
← |
|
980 |
383 |
9,699 |
■換装作業
まずまず気に入っていたテスタッチのクロモリフォークだったが、これより300gほど軽いアルミ+カーボンフォークが1万円ほどで売られているのを見つけ、つい購入してしまった。カーボン柄は高級感があり、シートステーとデザインが合いいい感じになりそう。
672gのアルミ+カーボンフォークが1万円。安い!
テスタッチのクロモリフォークよりボリューム感があり、MTBのフレームによりマッチ。ただ、マーキングは超ダサイので消すことにするが、これはステッカーではなくペイントにクリアコーティングしたものなのでヤスリで削り落とさなければならない。
まず棒ヤスリでガリガリ削り落とし、次に400番の紙ヤスリをかけ、1000番で滑らかにする。そしてコンパウンドで仕上げ。やはりよく見ると光沢が落ちるが、言われなきゃ分からないだろう。OK。
変なマーキングなら無い方がズッといい。
カーボン柄のままだと取って付けた感があるので、一体感を出すべくフレームカラーに合わせてシルバー塗装を上部に施す。
デカールチューン前にコラムをカットしておく。コラムのカットで31gの軽量。
いい感じになりました。
そして、お決まりのデカールチューン。これをやらないと締まりません。本物のカーボンなので本物のイーストン製品ぽい。
Fフォークの換装でまず246gの軽量化。1万円でこの減量は費用対効果が高い。
70mmのステムとリーチ80mmのハンドルでもちょっと遠い感じだったのでより短いものに換装することにした。ここは軽量化というよりも、ポジション最適化の為の換装である。
ステムは20mm短い50mmのものに換装。50mmの製品は種類が少なく困ったが、ディズナの『SLセレクション-リッジラインステム』は軽量かつデザインもまずまずなのでこれをチョイス。

デザインもよく軽量なステム。
ドロップハンドルはリーチ65mmのTNI ネオアナトミックバー(400mm)に換装。こちらはカタログ重量210g、実測215gと軽量。

軽量アルミドロップハンドル、TNIのネオアナトミックバー。
さらに末端を切り落とし、荷重のかからない両端に肉抜き加工を施して更なる軽量化を実施。20g減量し、223gにする。
実はこれ以前にステムにトムスン『MTBステム(50mm)』+ハンドルバー『TNI ネオアナトミックバー』をセレクトしたのだが、ハンドル径が合わないところを無理矢理取り付けたのでステムのトップパーツが破断してしまった。わずか0.6mmの違いだったのだけど…
町乗りでは補助ブレーキレバーは便利なので引き続き採用。ハンドルバーの径が24mmから31.8mmに太くなり、今まで使っていたものが取り付けられなくなったので新たに31.8mm対応版を購入。またテスタッチ製品。ホントはカーボンレバーだとカッコイイんだが、補助ブレーキレバーに7,000円は高すぎる。もっとも、オーバーサイズに対応したカーボン製品はないみたいだけど。

31.8mm対応のオーバーサイズモデル。
こうなるんじゃないかなぁと思っていたが、やっぱりそうなってしまった。ハンドルバーの径はステム取付部が31.8mm。握る部位は24mm。当然その中間はビール瓶の首のようになっており径が一定していない。補助ブレーキレバーの取付はちょうどこの部分に当たってしまい、バンド径31.8mmではブカブカ過ぎて取り付けられないのだ。かといって、バー径31.8mmの部分ではハンドル中心部に近すぎてハンドル操作に支障が出る。
そこで、予定通り中間部分にスペーサーを巻くことにした。左右に段差があるのでゴム板をただ巻くだけではダメ。ここでは右と左とで長さの違うプラ板を巻いて径の太さを調整。その上に1枚のプラ版を巻きレバーのバンドとの接地面を安定させる。ハンドルバーとは瞬間接着剤をたっぷり付けて完全に固定。両面テープ程度だと滑ってズレてしまうためだ。
あとは目立たぬように白いプラ版をフラットブラックのプラカラーで塗る。

0.5mm厚のプラ板をグルグル巻く。
本当はバンドの取付ボルトは下面にあるのだが、整備性が悪いのでレバーを上下ひっくり返して取り付ける。それにボルトが見えた方が機械っぽくて自分的にはカッコイイ。
リアディレイラーをULTEGRA RD-6600 からDURA-ACE RD-7800SS に換装。26gの軽量化。もっとも、これは軽量化というより高級感アップを目的とした措置。

26gの軽量化。
リアディレイラーはコンポの顔とも言うべきパーツですから、ここにDURA-ACEをセレクトするとグッとバイク全体の高級感が増しますね。
サドルも軽量化目的ではなく、快適性を求めての換装。サンマルコのEra-Kはデザインは良く、重量も241gとそれほど悪くはなかったのだが、座面の色の境目にあるわずかな出っ張りが原因でズボンに穴が空いたことが何度かあり、また、水を吸う素材が雨天走行に不適当。そして何より股間が擦れて痛みが出るのが我慢ならなかった。
換装したサドルはスペシャライズドのTOUPE(130mm)。まず、股間の痛みを低減させる「穴あき」と、座面がフラットであることが絶対条件だった。そして水に強い素材。

デザイン・重量において満足できるサドル。ちょっと高価なのがたまにキズ。
159gとかなり軽量な点が嬉しい。ただし、座面が薄いのでやはり長距離では尻が痛くなる。
軽量ピラーへの買い換えも考えたが、60gの軽量化に1万円の出費は費用対効果が悪いので現状のSP-6600の軽量化を図る。末端をカットし、211gから12g減って199gになった。

ピラーのカットで12gの若干の軽量化。
自転車のパーツで一番軽量化の効果があるのはホイールである。当初はとにかく頑丈さを最優先にしていたので肉厚のあるリムをチョイスしたが、515gは重すぎた。26インチなので遠心力のフライホイール効果は低く、ホイールの外周が重いので高速での巡航速度が伸びない。そこで軽量ホイールであるXT WH-M775を購入。ホントはさらに160g軽いWH-M975をチョイスしたかったが、価格の面で断念。

ホイールの軽量化は走りに明らかな違いを感じる。
フリーハブのラチェットが若干キツめで抵抗が大きい感じ。
当初付けていたPD-M520がガタついたので、270gと軽量な両面SPDのウェルゴ『MG-10』に換装。しかし、明らかに性能面でシマノ製より劣るのでシマノに出戻り。シマノで一番軽量なXTR PD-M970をチョイスした。性能はさすがシマノのフラッグシップモデルと思わせる完成度。

実測327gで55gの軽量化。作りでやっぱりシマノ。
■チェーンの交換
単純に伸びてきたので交換。チェーンのクリーニングなんてしたことないのでベトベトの真っ黒黒。新品と並べて伸びを比較してみたが、30cmで約2mmほどの長さの違いを確認。
■ボトルケージの換装
一般的なアルミパイプ製からプラスチック製のものと交換。重量的な差はほとんどないので軽量化には役立っていないが、使用感の良さは段違いに向上! ボトルのホールド感が良くなり、ボトルの抜き差しも非常にスムーズになって大満足。もうアルミパイプ製には絶対に戻れない。

ダブルのDURA-ACE FC-7701を取り付けたところ。
チェーンリング(52T)とチェーンステーがぶつかってしまいまったく使えない。
■サイクルコンピュータの換装
キャットアイの『CC-MT300』からコードレスの『CC-MC100W』に換装。その後、ケイデンスも計測できる『CC-CD3000W』にグレードアップ。街灯のない夜道だとバックライト無しのモデルではまったく見えないのでバックライト付きモデルに交換した次第。

ケイデンスも計れる高機能モデル。電池喰いなのがたまにキズ。
■ベルの交換
ハンドルバーの径が24mmから31.8mmに太くなったので従来のチビベルを取り付けることができないので、新たにシマノのPRO ベルを購入。この製品はユニバーサルバンドなのでほとんどのハンドルバーに装着できる。重量が増えそうに思ったが実測25gと前のベルと同じだった。
□総 評
gの軽量化を達成。ただ、それでもロードレーサーと比べると重いです。
軽量化でロードとの性能は縮まったと思うが、30km/h以上の高速巡航でロードとの差が顕著に出て、4%ほど遅い。重量の他にタイヤの太さによる路面との摩擦増やホイールのフライホイール効果の低さ、イレギュラーなセッティングによるディメンションの不適応などが挙げられるだろう。まぁしかし、ロードに勝つことを目的としたバイクではないので問題ではない。

【拡】デフォルトのMTB仕様と換装仕様の比較。スタイルはもちろん、質感が全然違います。
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